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2016年11月16日、秋の紅葉シーズンに京都の"亀岡〜嵐山"間を船で下る「保津川下り」に行って来ました。京都には長年住んでいて、前々から気になっていました。
保津川下りの乗り場には、嵐山からトロッコ列車という観光列車で行き、さらに駅からは馬車で乗船場まで行くコースも有るのですが、残念ながら前日にトロッコ列車の乗車券を購入することはできませんでした。紅葉シーズンなので、すぐに売り切れるようです。なので今回は、保津川下りだけを楽しむ事にしました。

保津川下りマップ

亀岡の乗船場から、保津川の渓谷を下り嵐山の着船場まで16kmを約2時間かけて下ります。保津川下り2016年map

JR亀岡駅〜保津川下り乗船場

保津川下り乗船場の地図はこちらです。

大きな地図で見る

保津川下り乗船場の最寄り駅はJR山陰本線「亀岡駅」です。北口(改札を出て左)に出ます。
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駅前の道を道沿いに進みます。山の景色がきれいです。
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カーブして更に進むと乗船場の建物が見えてきます。
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乗船場に着きました。JR亀岡駅から歩いて約8分です。
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中に入るとまず代表者が用紙に名前や連絡先を記入します。
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次にその用紙と引き換えに乗船券を購入します。大人は一人4,100円、4歳〜小学生は2,700円です。平日は1時間ごとに船が出ます。
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僕らは10時出航の便に乗ります。
出航時間の10分前ぐらいになったら乗船の案内があります。順番は決まってないので、早いもの順になります。
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保津川に続く階段を降りて行きます。
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亀岡の山と保津川の景色が綺麗です。
この日は暖かく風や霧もなく穏やかな日でした。
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一番下の川岸に降りて右の先頭の船まで行きます。
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席は早いもの順で2名づつ左前からになります。僕らは先頭だったので一番前の左側に座りました。座るとすぐにライフジャケットを腰に巻きます。写真の赤いものがライフジャケットです。緊急時に紐を引っ張るとガスが出て膨らむそうです。
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すぐ後ろの船にも乗り込んでいます。1隻の客定員27名なので、人数によって出航する船の数が変わるんですね。
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保津川下り

いざ出航です。ゆっくりと船が岸を離れます。
亀岡から嵐山まで16kmを、この日は約1時間50分で下ります。川の水量などによって下る時間が変わるそうです。

一番前の席の人はビニールを膝にかけます。水よけになり防寒にもなります。

船には船頭さんが3人いて、一人が竿で川底や岩を押して船を進める人、もう一人は櫂で漕いで船を進める人、もう一人は船尾で舵を取る人です。ポジションは途中で交代します。
船頭さん達はガイドやお話をしてくれます。話し上手で時々ギャグを入れるところが超面白かったです。
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出航してしばらくすると、コンクリート製の欄干の無い橋「保津小橋」と呼ばれる橋が見えてきます。この橋は堤防より低い位置にあるため、保津川が洪水になると、水中深く沈むそうです。漂流物は水面を流れるので、橋に当たらずにすむそうです。水の抵抗を無くすために欄干が無く細いですが車や人は普通に通ってるみたいです。
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たまに船頭さんが櫂の船に当たる部分に桶で水をかけています。
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水深が浅く穏やかな流れです。
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陸には馬車が走ってます。トロッコ列車の亀岡駅から乗船場まで行くことができます。乗船場まで約25分です。(京馬車 大人1,000円、小人500円)
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写真では分かりづらいですが、トロッコ列車の終着駅の亀岡駅がありました。
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しばらくすると、流れが強いところが出てきました。
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渓谷に入り、水の量が増えてきました。
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烏帽子岩です。このように岩の形が何かに似ている岩が数カ所にあります。なんでも商売にするんですね。
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鵜です。野生の鵜を見るのは初めてです。
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激流です。浅い岩場でも船が通れるように人工的に船の道を作ってあります。保津川の数カ所にあります。
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台風の洪水の時に木の根元の土が流されたそうです。
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JRの橋が見えてきました。いい景色です。
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こちらはトロッコ列車の線路です。線路沿いのもみじがきれいです。
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激流です。船の左側には水よけのシートがありますがカメラを手に持ってると濡れる事もあるので注意が必要です。
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この岩はスヌーピーに似てる岩だそうです。言われてみれば似てますね。
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この辺りの岩場にはお猿さんが沢山いました。船頭さん曰く、お猿さんも9時から5時まで勤務してるそうです。
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この辺りは紅葉が綺麗です。
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この辺りは流れが緩やかです。船頭さんが交代しました。頼めば写真を撮ってくれます。
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川の水に陸の景色が反射して鏡のようです。
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この船頭さんは、落ちるふりなど、体をはって笑いを取っていました。
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岩には歴代竿でつついた穴が所々にあります。
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こちらは綱の後です。昔は下った船を歩いて綱で引っ張り乗船場に戻していたそうです。
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トロッコ列車の線路の点検の人も手を振ってくれます。
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吊橋があり、正面には嵐山の高雄パークウェイが見えます。岩場から記念写真を撮ってくれます。写真が欲しい人は、船の上で名前と連絡先、写真の枚数やサイズなどを記入します。写真は後日郵送で届くので、同封の振込用紙で支払います。僕は大サイズを申し込みました。税別1,500円です。2日後に届きました。
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ついにトロッコ列車が見えました。
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トロッコ列車に乗ってる人が手を振ってるのが分かります。船頭さんがこっちも”楽しそうに手を振るように”と言った後、営業なので(笑)と言ってました。
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最後の激流です。
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嵐山に着きました。流れが緩やかです。
売店船と呼ばれる軽食などを販売する船がやってきます。おでん、みたらし団子、イカ焼き、甘酒、お菓子、ジュースなどが売られてます。
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僕はみたらし団子を買いました。一皿三本入りで300円です。京都風の味で美味しかったです。
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船頭さんたちも一休みです。
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名勝嵐山の紅葉も綺麗です。
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見事な紅葉です。
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渡月橋に近づくと、いろんな船が行き交います。間もなく終着です。
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着船場に到着です。最高のひとときで、あっと言う間の1時間50分でした。
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客を下ろした船が行きます。ありがとう〜さようなら~
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船と船頭さんたちのその後

川を下った船は、昔は人力で歩いて乗船場まで戻してたみたいですが、今では船をクレーンでトラックに積んで戻してるそうです。
船頭さんたちはJRの電車で戻ってるそうです。
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まとめ

今回は秋の紅葉シーズン真っ只中の天気の良い暖かい日に行ったので、紅葉がすごく綺麗でとても楽しめました。しかし雪や雨、霧の日でも、違った景色を楽しめるそうです。また、船頭さんのトークも超楽しかったです。
次回は、トロッコ列車〜馬車〜保津川下りのフルコースを楽しみたいです。

保津川下りは、一年中、四季折々の景色を楽しめます。雨でも台風や洪水以外の日はやっていて、トロッコ列車が満席の場合でも乗船できます。京都を訪れる際や、京都を訪れた知人などを案内する際、ぜひチェックしてみて下さい。

保津川下り公式ページ

京都の紅葉の他の記事はこちらでご紹介しています。

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