先日、母の実家の沖縄を訪れた際に、沖縄の名所として前々から気になっていた「沖縄美ら海水族館」に行ってきました。
「沖縄美ら海水族館」は、沖縄本島北西部の「海洋博公園」の中にあります。
見所は、世界最大級の大水槽「黒潮の海」で、ジンベイザメとマンタが複数展示されており人気です。2002年の開館当時、屋内水槽(水量7,500t)は世界最大でした。
沖縄美ら海水族館への行き方
沖縄には現在、鉄道がほとんど発達していないため、移動は基本的にマイカーか路線バスになります。
沖縄美ら海水族館は、沖縄本島北西部にあるため、南部の那覇市街や那覇空港からは距離がかなりあります。
那覇空港から沖縄美ら海水族館までは、車で約1時間40分(有料道路経由)、バスで約2時間30分かかります。
那覇空港から沖縄美ら海水族館(沖縄自動車道 経由)の地図はこちら
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沖縄美ら海水族館の外観
沖縄美ら海水族館は海岸の山の傾斜に建てられているので、上から遠くまで海を見渡せます。駐車場から沖縄美ら海水族館に向かう途中で海の向こうに伊江島(いえじま)が見えます。この島の盛り上がってる場所は、地元では「伊江島タッチュー」と呼ばれ親しまれています。
伊江島タッチューは面白い形ですね。いつか行ってみたいです。
伊江島は、沖縄美ら海水族館の近くにある、本部(もとぶ)港からフェリーで約30分で行くことができ、日帰りできる離島スポットとして人気です。
駐車場から海側に向かって下っていくと、沖縄美ら海水族館が見えてきます。
入り口横の壁は記念撮影スポットになっています。
沖縄美ら海水族館の人気者、ジンベイザメのモニュメントが空を舞っています。
モニュメントを通り過ぎると海人門(ウミンチュゲート)です。ここの右側からの眺めも撮影スポットです。水族館に入るためにはまずエスカレーターで下ります。
こちらが海人門(ウミンチュゲート)横からの眺めです。
エスカレーターに乗ると、オーシャンビュー見えてきます。
エスカレーターで下り一つ目のフロアで右に進めば水族館の入り口があります。
ここからの眺めも絶景です。伊江島タッチューも見えます。
沖縄美ら海水族館の入り口です。意外とこじんまりとしています。
エスカレーターで一番下まで降りた海岸からは、沖縄美ら海水族館の全体が見渡せます。
沖縄美ら海水族館内部
それでは沖縄美ら海水族館の中に入っていきましょう。
サンゴ礁への旅(3階)
イノーの生き物たち
ゲートをくぐり、一番最初には、浅瀬に住む生き物に触れることができるコーナーがあります。「イノー」とは沖縄の方言でサンゴ礁の浅い海という意味です。
イノーでは、ヒトデやナマコなどの生き物に触れることができます。
サンゴの海
一つ目の水槽「サンゴの海」は、屋根がなく、直接強烈な日差しを取り込んでいます。また、海水は沖縄美ら海水族館前の海の水を取り込んでいるので、より自然に近い環境になっています。
大規模に飼育された約70種類のサンゴは圧巻で、オープン以来成長し続けています。地元の本部町のサンゴ礁を参考に作られました。
熱帯魚の海
熱帯魚の海は、沖縄周辺のサンゴ礁の海を再現しています。
「メガネモチノウオ」は最大級のべラで、ナポレオンフィッシュとも呼ばれています。沖縄では「ヒロサー」と呼ばれています。美味で乱獲されたことや、生息するサンゴ礁が減ったことで個体数が減り、絶滅危惧種に指定されています。
サンゴの部屋
サンゴ礁に生息する危険な生き物を解説するコーナーです。
サンゴ礁への旅 個水槽
沖縄の三大高級魚一つ「スジアラ」です。南国の魚でハタの一種です。沖縄では「アカジンミーバイ(赤いハタ)」と呼ばれています。おすすめは刺身で、煮付け、汁物料理にも合います。
「ニシキエビ」は、伊勢海老の仲間で、味は伊勢海老より大味で美味。
「マングローブの生き物」では、沖縄特有のマングローブに生息する生き物を見ることができます。
黒潮への旅(2階〜1階)
「黒潮の海」は、世界最大級の大水槽です。
サメやエイ、その他黒潮の様々な回遊魚が泳いでいます。
長さ35m、幅27m、深さ10mの大水槽は超巨大で、まるで映画館のスクリーンを眺めているようです。
二匹のジンベイザメが回遊していました。
手前の人と比べると、その巨大さがわかります。
ジンベイザメの背中にはコバンザメ付きです。
「ナンヨウマンタ」
がやってきました。通称「マンタ」と呼ばれ、エイの仲間では最大級で、ダイバーに人気です。近年になって、「オニイトマキエイ」とは別種と分類されました。
大水槽は様々な位置から眺めることができるようになっています。まるでシアターですね。ちなみに高さ8.2m、幅22.5m、厚さ60cmの巨大なアクリルパネルは、オープン当時、ギネス記録でした。
黒潮探検(水上観覧コース)
「黒潮探検」は、黒潮の海 大水槽横の「ジンベエ・マンタコーナー」の専用エレベーターから行くことができ、黒潮の海の大水槽を水上から見学することができます。
水槽の真上で、隔てる壁がないので蒸し暑かったです。
ここから海岸の景色が見ることができます。
深海への旅
「深海への旅」では、沖縄周辺の水深200m〜700mの深海の生物を展示しています。
体長約6m37cmの「ダイオウイカ」の標本は超巨大でした。
ちなみにダイオウイカの標本の展示がある日本の水族館は、沖縄美ら海水族館を含め3箇所だけです。他は東京の国立科学博物館と、千葉の鴨川シーワールドです。
沖縄美ら海水族館周辺の施設
マナティー館
沖縄美ら海水族館を出て、海岸に降りると「マナティー館」があり、無料で見学することができます。
人魚伝説のモデルとなったアメリカマナティーが展示されています。
写真は「マヤ(メス)」とその子供「ユマ(メス)」です。
沖縄美ら海水族館は、海洋博公園の一部なので、水族館周辺エリアだけでも、イルカショーの「オキちゃん劇場」、「ウミガメ館」、「マナティー館」など、海の生き物の見学ができる施設があるので、1日楽しむことができます。
さいごに
沖縄美ら海水族館の、ジンベイザメやマンタが泳ぐ大水槽には感動しました。
また、伊江島を望むオーシャンビューのロケーションも最高でした。
沖縄美ら海水族館は海洋博公園の一部のため、周辺にも見所がたくさんあるので、1日では足りません。
那覇市内からは、かなり距離があるので、海洋博公園の様々な施設も楽しもうとする方は、沖縄美ら海水族館の周辺のホテルに泊まることをお勧めします。
公式ページ → 沖縄美ら海水族館